真核生物の誕生からヒトに至るまで

真核生物が21億年前に誕生してから、今日のヒトに至る道のりがあります。

個人的には、襟鞭毛虫(えりべんもうちゅう)と分かれて、多細胞化を選んだ出来事は特に印象的です。一番原始的な多細胞動物と考えられている海綿には、襟鞭毛虫とそっくりの細胞が存在することが明らかにされているそうです。また、分子進化学的な解析からも両者の共通性が明らかになっているとのことです。



【参考文献】
井出利憲「分子生物学講義中継 生物の多様性と進化の驚異」羊土社 2010 252 - 258pp